今回はフロント同様S1スペックSの部品を使って5穴化しました。
ハブ、ローターともにS14と同一品です。
S13のノーマル部品を取り外しからはじめます。
まずはハブのセンターナットのコッターピンをラジオペンチなどで伸ばして取り外し、ギザギザのナットカバーとインシュレーター(ゴムのわっか)を取り外します。
センターナットを緩めます。
ここはかなり強力なトルクで固定されているのでスピンナーハンドル+鉄パイプで作業するとよいでしょう。CRC556も吹きまくってください。くれぐれも回す方向を間違えないように注意してください。このナットはS13&S14は36ミリ、S15は32ミリです。
※サイドブレーキをめいいっぱい引き、ギアを入れておくと回り止めになります。
ナットを取り外せたら、ワッシャーを取り出します。マグネットドライバーなどで取り出すとラクです。
ワッシャーが取り出せたら、再びナットをはめます。ドライブシャフトが少し中にはいっている状態でナットをプラハンで叩きます。
プラハンで叩いてもダメな場合は鉄ハンマーで、それでもダメな場合はプーラーを使ってください。 万が一ナットがつぶれた場合は新品に交換しましょう。(08911-6241A \250)
なお、この段階でドライブシャフトを引き抜くことはできないので、少しスライドするぐら6いでOKです。
サイドブレーキをおろし、リアキャリパーを取り外します。
○印の14ミリのボルト2本を外します。
ボルトを外すとキャリパーはフリーになるので邪魔にならない位置へ移動させておきましょう。
※以後キャリパーをとりつけるまではブレーキを踏んだり、サイドを引いたりしないでください。ピストンが飛び出ます。
○印の14ミリのボルト2本を外します。
ボルトを外すとキャリパーはフリーになるので邪魔にならない位置へ移動させておきましょう。
※以後キャリパーをとりつけるまではブレーキを踏んだり、サイドを引いたりしないでください。ピストンが飛び出ます。
次にキャリパーブラケットを外します。○印の2本のボルト(17ミリ)を外せば外すことができます。
キャリパーが外れたらローターを外します。
ひっぱるだけで取れるのですが、固着していて取れない場合はローターにあるサービスホールにボルトをねじ込んでいくと取り外すことができます。
※ハンマーなどで叩いたりしないようにしてください。
いよいよリアハブを取り外します。
リアハブはこのように4本のボルトで固定されています。サイズは19ミリです。
※写真は分かりやすいようにドライブシャフトを取り外しています。
キャリパーが外れたらローターを外します。
ひっぱるだけで取れるのですが、固着していて取れない場合はローターにあるサービスホールにボルトをねじ込んでいくと取り外すことができます。
※ハンマーなどで叩いたりしないようにしてください。
いよいよリアハブを取り外します。
リアハブはこのように4本のボルトで固定されています。サイズは19ミリです。
※写真は分かりやすいようにドライブシャフトを取り外しています。
実際にはこんな風にドライブシャフトが微妙に邪魔してます。
工具が入るスペースを作るため、アッパーアーム、キャスターアームをナックルに固定しているボルトを外します。どちらも19ミリです。
リアショックのナックル側のボルトも外してしまったほうが作業しやすいでしょう。17ミリです。
ソケットをハブを固定しているボルトに差し込んでエクステンションを介してスピンナーやラチェットでボルトを外します。
ドライブシャフトのくぼんでいる部分をうまく利用して外してください。
ドライブシャフトはギアをいれず、サイドも引かなければ簡単に回すことができます。
ドライブシャフトが邪魔で仕方がない!という場合はドライブシャフトを取り外しましょう。
写真のようにアーム類をすべて取り外し、ドライブシャフトとサイドフランジ(デフ側)の結合ボルト(12ミリ5本~6本)を外してクネクネとこじれば簡単に取り外すことができます。
作業的にはこちらのほうが確実でしょう。急がば回れです。
ハブの固定ボルト4本を外すとあとはハブを引き抜くだけです。
ハブと同時にバックプレートも外れます。変形しやすいので注意してください。
※固着して外れないときは、ホイールを取り付け、ホイールナットを締めタイヤの上下左右を蹴ります。
何度もいろんなところを蹴っているとそのうちポロン♪とはずれます。ホイールナットは仮止めでOK。あまり強く締めると外せなくなります。
やっとここまできました。
サビなどをサンドペーパーやワイヤーブラシなどで落としておきましょう。
5穴ハブをつけます。
バックプレートを取り付けるのを忘れずに。バックプレートはS13のものがそのまま使用できます。
また固定するときは4本のボルトを均等に少しずつ締めこんでいきましょう。
※バックプレートの穴位置を間違えないように!
今まで外してきたものを元にもどしていきましょう。
アーム類、ローター、キャリパー(場合によってはドライブシャフト)を取り付け最後にセンターナットを締め付けます。
締め付けるときはサイドブレーキをきかせ、ギアをいれておきます。
最後に、センターナット部分を脱脂して、シャシーブラックを塗れば完成です。
はみだし情報
S14、S15の5穴ハブは全車同一品です。
バックプレートはS13~S15まですべて同じです。
ローターは4穴、5穴の違い以外はすべて同じです。
キャリパーはS13とS14以降および180SX後期は違います。(S14以降のほうがピストンが若干大きい)
S14以降のキャリパーを移植する場合、サイドワイヤーの接続部分のブラケット(?)をS13のものに付け替えてやる必要があります。
リアハブ5穴化 |
サンプル車:PS13シルビアK's | ||
フロント同様リアも5穴化してみました。 | ||
使用した部品 | ||
商品名もしくは部品名 | 部品番号 | 価格 |
5穴ハブ | 43202-85F00(ハブ側) | \14900 |
43210-AA100(ベアリング側) | \13700 | |
ブレーキローター | 43206-74F00 | \10500 |
コッターピン | 00921-5402A | \120 |
5穴ホイール | ||
ホイールナット追加分 | ||
価格はすべて2010.1現在 | ||
使用した工具 | ||
工具名 | 備考 | |
ソケット | 12、14、17、19、36ミリ | |
メガネレンチ | 12、14、17、19ミリ | |
スピンナーハンドル | ||
鉄パイプ | 10ミリ | |
プライヤー | ||
ハンマー | ||
ブレーキクリーナー | ||
クロスレンチ | ||
油圧ジャッキ | ||
シャシーブラック | ||
潤滑浸透剤 | CRC-556など |
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